第1回肩関節研究会の思い出

会長
遠藤寿男

　昭和49年10月18・19日、徳島市で山田憲吾教授の会長のもと第43回中部日本整形外科災害外科学会が開催された。この期間中の夜、肩関節に興味を抱く会員が集って話題を提供し自由に討論する研究会を開いてはどうかということが鳴門病院遠藤寿男先生より発案があり、これに賛同の会員が集り10月18日午後6時より徳島県郷土文化会館会議室で研究会が開催された。演題は11題で遠藤先生司会のもと発表され、活発な議論が行われた。参加者は87名であったとのことである。
　中部日本地区以外からは慶応大学福田宏明先生、福岡大学髙岸直人教授が参加され、話題を提供された。その後、肩関節学会で活躍された大阪大学リハ科武富由雄先生、伊那中央病院久津間智允先生、名古屋保健衛生大学三笠元彦先生、信原病院信原克哉先生らが参加され、和気あいあいの質疑応答がなされ、今後、この会が日本肩関節の飛躍・発展の基礎となることが予測された。

（文責　安達長夫）