日本肩関節学会50年史

第13回日本肩関節研究会

会長
髙岸直人

昭和61年10月28日から3日間、福岡大学医学部整形外科学教室教授髙岸直人先生が会長として福岡の西鉄グランドホテルと福岡銀行地下ホールの2箇所で、第13回本研究会を開催致しました。実は、この学術集会は第3回国際肩関節学会(International Conference on Surgery of the Shoulder: ICSS)と合同開催されました。当時は英語が得意な日本人がすくなったため、日本人の全ての発表はスライドを元にいったん英語でプレゼンテーション行い、その後に、同じ内容の英語のポスターの前で質疑をうけるという発表形式が取られました。会長の髙岸直人先生宛に後日、海外の参加者から手紙がまいり、このような形式をとることで海外からの参加者にとって日本の肩関節外科の研究内容をよく理解ができたと記載されてあったそうです(第11巻1号巻頭言参照)。

本学会は収支上も資金に余裕があったとのことで、若手研究者を奨励するために、学会の余剰金を元に髙岸直人賞が設立されましたことをあわせて記載させて頂きます。

(文責 柴田陽三)

  • 左から髙岸直人先生 Stephen Copeland先生
    右端はCharles Neer教授

一覧に戻る