歴代会長の紹介 | 日本肩関節学会50年史

会長
森岡健

このたび、第28回日本肩関節学会学術集会を平成13年9月15、16日の両日にかけて、パシフィコ横浜の国際会議場において開催させていただきます。

伝統ある本学会が横浜で開催されるのは、第4回研究会に続いて2回目であり、たいへん光栄に存じます。

今回は、21世紀の最初の記念すべき年であり社会と共に歩む開かれた医療として、本学会が肩関節医学の進歩・発展・普及に有意義な学術集会となるように努力する所存です。

学術集会には、海外から4人の演者をお招きしておりましたが、9月11日の米国におけるテロ事件が発生したためFrank W. JobeおよびStephen S. Burkhartの両先生が来日できなくなり誠に残念です。しかし、新進気鋭のRoger J. H. Emery（英）およびChristian Jantea（独）の両先生の特別講演を予定しており有意義な学術集会になることと思います。

また、今回は従来と少し趣きを変えて、主題（Ⅰ．診断・治療に難渋した症例の検討、Ⅱ．腱板広範囲断裂の治療、Ⅲ．反復性肩関節前方脱臼の長期成績、Ⅳ．肩関節疾患に関する基礎的研究、Ⅴ．人工骨頭・人工関節置換術の適応と成績、Ⅵ．スポーツ肩障害の病態と治療）を中心とした学術集会を企画しておりますので、updateな内容の議論をしていただければ幸いです。

本学会に多数ご参加くださり学術集会の実りあるものとしていただければ、この上ない慶びであります。