会長
JA長野厚生連 北アルプス医療センターあづみ病院 統括院長 畑 幸彦
この度、2019年10月25日(金)、26日(土)に第46回日本肩関節学会・学術集会を長野市にありますホテル国際21とTHE SAIHOKUKAN HOTELにおいて開催させていただきました。このような歴史と伝統のある本学会を長野県で初めて(中部地区では25年ぶり2回目)主催させていただくことになり、大変光栄に思っております。開催に際しましては、格別のご支援を賜り誠にありがとうございました。
皆様のお力添えのもと、お蔭様をもちまして多数の皆様のご参加をいただき、盛会のうちに終えることができました。これもひとえに先生方のご指導とご協力の賜物と、心より感謝しております。
2019年は台風19号により長野県の各地も被災し、交通網の回復が不十分な状態にもかかわらず1,590名の皆様にご参加いただき、さらに募金にもご協力いただき、本学術集会開催は被災地復興の一助になったと思います。
今回の学術集会は「継往開来(けいおうかいらい)」をテーマにさせていただきました。「継往開来」とは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開くという意味です。これを踏まえて、一般口演やポスタープレゼンテーションに加えて、日本肩関節学会では2つのパネルディスカッションと5つの主題を、肩の運動機能研究会はシンポジウムとCombined Sessionと3つの主題を用意させていただきました。どのセッションにおいても活発な議論を展開していただき本当にありがとうございました。また投球動作のバイオメカニクスでは世界的権威者のDr. Glenn S. Fleisigの特別講演や平昌オリンピック・スピードスケート女子団体パシュート金メダリスト 菊池彩花さんによる文化講演を企画いたしましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。
信州長野には都会のような利便さはありませんが、その分、豊かな自然に囲まれた信州ならではの“おもてなしの心”を持って本学術集会を運営させていただきました。運営にあたりましては行き届かないところも多かったことと思いますが、どうかご容赦くださいまして、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
末筆ではございますが、皆様方のより一層のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。