日本肩関節学会の取り組み

学術論文

国際論文奨励賞受賞者の声

高山 和政

倉敷中央病院 整形外科

この度は栄えある賞を賜り誠にありがとうございました。昨年に引き続きこのような賞を頂けたことは身に余る光栄です。この国際論文奨励賞は、ご存知のように性別、年齢、学閥はおろか、職種(PT、OT、看護師)に関係なく、JSES関連誌に3篇以上アクセプトされれば頂ける、いわば広く門戸が開かれた賞です。私は本学会賞の受賞に至る過程で、論文執筆の厳しさ、孤独を知りましたが、同時に研究の楽しさ、喜び、達成感を知ることができました。出来れば多くの若い先生方にその経験を味わってほしいと思います。いつか論文を書きたいと考えている若い先生方は沢山おられると思います。まずは、最初の一行を書いてみてください。そしてその次の日も、少なくとも一行は書いてください。それを続けることこそが大切だと思います。私は大学院や留学の経験もなければ、論文執筆の指導教官もおりません。大学受験レベルの英語力で十分アクセプトに至る論文執筆は可能なのです。
最後に敬愛する、極真空手 大山倍達の言葉で締めたいと思います。

  • 貯金した努力には実力の利息がつく。浪費した才能には挫折の債務がつく。
  • 若いうちに1つ泉を掘っておけ!そこから無数の興味が湧いてくる。

日々のクリニカルクエスチョンに対する、なぜ?を突き詰め、発露したものを是非論文にしてみてください。私自身これからも泥臭く臨床、研究に励んでいきたいと考えます。この度は誠に有難うございました。

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